セカンダリー

セカンダリー

セカンダリー(secondary)とは、「二次的な」や「第二の」という意味の英語で、投資ではセカンダリーマーケットや、セカンダリー投資という言葉で用いられます。証券市場は大きく分けると、新しく発行される証券を投資家が企業などから直接購入する場である「プライマリーマーケット」と、既に発行された証券の売買を行う場である「セカンダリーマーケット」の2種類に分けられます。

IPO銘柄を購入する際に、公募の抽選に当たり、公募価格でIPO銘柄を購入するのは「プライマリーマーケット」になります。
一方、公開後の株式を売買するのは「セカンダリーマーケット」になります。
セカンダリー投資とは、この「セカンダリーマーケット」で株などの売買を行うことを指し、IPO銘柄が上場した直後に投資を行うことも「IPOセカンダリー投資」になります。

IPOセカンダリー投資のメリット

IPOセカンダリー投資のメリットは、将来有望な企業の場合、時価総額が低い段階で早めに購入することができ、その後の値上がり期待が大きいという点があります。
また値が軽くて動きやすいため、大きな利幅を狙いやすいという特徴もありますが、逆に大きく下落するリスクも存在するので注意が必要です。

IPOセカンダリー投資の特徴

このIPOセカンダリー投資の特徴の1つは、初値を買うという点です。IPO銘柄ではその企業の今後の成長性などについての評価が定まっていないことが多いため、上場直後は投資家の様々な思惑が錯綜することによって、値動きが大きくなる傾向にあります。株価が大きく変動するということは、大きく株価が下がることもありますが、しばらく保有しておけばそこから株価が反転し、利益を出すまでに上昇する可能性も高いことを意味します。こうしたIPO銘柄の傾向を利用するために、IPO銘柄を初日に購入し、しばらく保有することで株価が上がったタイミングで売却することで、キャピタルゲインの獲得を目指すというのがIPOセカンダリー投資法の1つとも言えます。

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